dev_si’s blog

政府や公財などから公開されている統計データでグラフ描画やデータ分析などして楽しむブログ

犯罪統計 男女間における暴力 DV

男女間における暴力に関する調査(H29)

DV認知度

その行為は暴力行為だと回答した人の割合

A、B、C、Eは、どんな場合でも暴力だと回答した人の割合が、男性のほうが多い。これらは「平手で打つ」「足でける」「身体を傷つける可能性のある物でなぐる」「刃物などを突きつけて、おどす」など、実際に体が傷つく可能性のある項目であるのが特徴。

男女間で差が大きい項目については、相手は暴力だと思っているのに自分は暴力だと思っていなくて(やってしまう)、という可能性が出てくるということで、恐ろしいことだ。「大声でどなる」「誰のおかげで生活できるんだ」「避妊に協力しない」

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暴力と認識される行為 男女別 %
暴力と認識される行為 回答 年代 男女別 %

体に対する暴力についての意識は、全世代で高めではある。ただ、70代、80代はそれでもやや低い傾向があるので、接触するときは注意が必要だ

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「平手で打つ」ことは暴力だ

 

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「足でける」ことは暴力だ

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「身体を傷つける可能性のある物でなぐる」ことは暴力だ

70代以上の女性の3人に1人は、場合によってはバチーンやったりやられたり、足でけったりけられたりしても、仕方ないやと思っている。でもこれは仕方なくないってなる境目は道具を使うかどうかってことか

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「なぐるふりをして、おどす」ことは暴力だ

 

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「刃物などをつきつけて、脅す」ことは暴力だ

この2つの設問も、力でもって言うことを聞かせよう系だから、まぁこんなもんかという感じ

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「大声でどなる」ことは暴力だ

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「他の異性との会話をゆるさない」ことは暴力だ

f:id:dev_si:20190214110525p:plain

「家族や友人との関わりを持たせない」ことは暴力だ。

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「交友関係や行き先、電話・メールなどを細かく監視する」ことは暴力だ

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「職場に行くことを妨害したり、外出先を制限する」ことは暴力だ

f:id:dev_si:20190214111516p:plain

「何を言っても長期間無視し続ける」ことは暴力だ

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「「誰のおかげで生活できるんだ」とか、「甲斐性なし」と言う」ことは暴力だ。

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「家計に必要な生活費を渡さない」ことは暴力だ

精神的苦痛項目においても、やはり女性の方が意識が高く、男性においては若い世代のほうが高いことが読み取れる。

もう一つ特徴的な点として、いずれの項目においても60代男性で一つ山ができている。このH29年度に60代であった世代というのは「しらけ世代*1」だ。

団塊とバブル、個性の強い世代に挟まれ存在感が薄く、三無主義(無気力・無感動・無関心)などと酷い言われようではあるが、こうしてみると人間力的には前後世代よりよほど優れているのではないか。

そして、親は子を見て育つとはその通りで、しらけ世代の子どもであるゆとり世代(20代、30代)も意識が高い一方、意識の低い団塊世代(70代)の子どもである団塊ジュニア、バブル(40代、50代)も意識が低い。

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「嫌がっているのに性的な行為を強要する」ことは暴力だ

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「避妊に協力しない」ことは暴力だ

最後の2つは「だって好きなんだもん」的な心が透けて見えてきもちわるいですね。

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*1:クールで穏やか・目立ちたくない・空気を読む・おとなしく覇気がない・何を考えているのかわからない

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人口統計 労働力調査

人口統計

労働力調査

年齢階級 性別の別 時代変化

高齢化が進んでいるのが非常によくわかる。女性の労働力は、いわゆるM字の、「産後、いちど仕事を離れて、子育てが落ち着いたら復帰する」傾向は近年見られず、働き続けている様子が見て取れる。高齢世帯の就業率の上昇も興味深い。

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就業者数 年齢階級 性別の別 時代ごと

 

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%matplotlib inline
import urllib
import urllib.request
import json
import numpy as np
import pandas as pd
import japandas as jpd
import seaborn as sns
import matplotlib
import matplotlib.font_manager as fm
import matplotlib.pyplot as plt
font = {'family':'IPAexGothic'}
matplotlib.rc('font', **font)
print('Complete.')
人口統計取得
df = jpd.DataReader('0003006361', 'estat', appid=appId)
df.loc[(df['性別'] != '総数') & (df['教育'] != '総数') & (df['年齢階級(詳細集計)'] != '総数') & (df['雇用形態'] == '役員を除く雇用者') & (df['教育'] != 'うち在学中') & (df.index=='2018年7~9月期')]
#2018年
df_2018 = df.loc[(df['性別'] != '総数') & (df['教育'] == '総数') & (df['年齢階級(詳細集計)'] != '総数') & (df['年齢階級(詳細集計)'] != '15~19歳') & (df['年齢階級(詳細集計)'] != '20~24歳') & (df['雇用形態'] == '役員を除く雇用者') & (df['教育'] != 'うち在学中') & (df.index=='2018年7~9月期')]
df_2018 = df_2018.assign(intval = df_2018.value.apply(lambda x:int(x))).assign(epoch = df_2018.value.apply(lambda x:int(2018))).set_index(['年齢階級(詳細集計)','性別','epoch']).drop(['value', '地域', '就業状態(詳細集計)', '教育', '表章項目', '雇用形態'], axis=1)
#2002年
df_2002 = df.loc[(df['性別'] != '総数') & (df['教育'] == '総数') & (df['年齢階級(詳細集計)'] != '総数') & (df['年齢階級(詳細集計)'] != '15~19歳') & (df['年齢階級(詳細集計)'] != '20~24歳') & (df['雇用形態'] == '役員を除く雇用者') & (df['教育'] != 'うち在学中') & (df.index=='2002年7~9月期')]
df_2002 = df_2002.assign(intval = df_2002.value.apply(lambda x:int(x))).assign(epoch = df_2002.value.apply(lambda x:int(2002))).set_index(['年齢階級(詳細集計)','性別','epoch']).drop(['value', '地域', '就業状態(詳細集計)', '教育', '表章項目', '雇用形態'], axis=1)
#2010年
df_2010 = df.loc[(df['性別'] != '総数') & (df['教育'] == '総数') & (df['年齢階級(詳細集計)'] != '総数') & (df['年齢階級(詳細集計)'] != '15~19歳') & (df['年齢階級(詳細集計)'] != '20~24歳') & (df['雇用形態'] == '役員を除く雇用者') & (df['教育'] != 'うち在学中') & (df.index=='2010年7~9月期')]
df_2010 = df_2010.assign(intval = df_2010.value.apply(lambda x:int(x))).assign(epoch = df_2010.value.apply(lambda x:int(2010))).set_index(['年齢階級(詳細集計)','性別','epoch']).drop(['value', '地域', '就業状態(詳細集計)', '教育', '表章項目', '雇用形態'], axis=1)
df_disp = pd.concat([df_2002,df_2010, df_2018]).reset_index()
sns.catplot(x='年齢階級(詳細集計)', y="intval", hue='性別',col='epoch', data=df_disp, kind='bar')
 

犯罪統計 略取誘拐・人身売買 殺人

 

 犯罪統計グラフ

略取誘拐・人身売買

認知件数 年次推移(2006~2016)

2008年を底に増加傾向。2010年が山となっているのは東日本大震災と何か関係があるのか。

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略取誘拐・人身売買 認知件数 年次推移(2006~2016)

殺人

認知件数 年次推移(2006~2016)

右肩下がり、そうか日本は平和になったなぁ

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殺人 認知件数 年次推移(2006~2016)
 検挙人数 年次推移(2006~2016)成人/少年の別

全体として件数は減っているのだけれど、少年の件数はどうかな?

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殺人 検挙人数 年次推移(2006-2016)
2016年 殺人の多かった都道府県 トップ11

当たり前だが人口の多いところが件数が多い。大阪府が東京都より多いのは、文化の違いかな。静岡がトップ10入りしているのに底力を感じる

No. 都道府県名 人数
1 大阪府 110
2 東京都 81
3 埼玉県 66
4 愛知県 60
5 神奈川県 57
6 福岡県 56
7 千葉県 50
8 兵庫県 43
9 静岡県 32
10 北海道 30
殺人の多い都道府県 年次推移(2006~2016)

こんな感じだけど、でもとどめをさすときに東京から大阪へ連れて行ってるのかもしれないし。

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殺人の多い都道府県 年次推移(2006~2016)

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www.e-stat.go.jp

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事前準備

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%matplotlib inline
import urllib
import urllib.request
import json
import numpy as np
import pandas as pd
import japandas as jpd
import seaborn as sns
import matplotlib
import matplotlib.font_manager as fm
import matplotlib.pyplot as plt
font = {'family':'IPAexGothic'}
matplotlib.rc('font', **font)
print('Complete.')

犯罪統計表取得

dlist = jpd.DataReader("00130001", 'estat', appid=appId)
df = jpd.DataReader('0003191360', 'estat', appid=appId)
df['重要犯罪・重要窃盗犯'].unique()

array(['重要犯罪', '重要犯罪_殺人', '重要犯罪_強盗', '重要犯罪_放火', '重要犯罪_強姦',
'重要犯罪_略取誘拐・人身売買', '重要犯罪_強制わいせつ', '重要窃盗犯', '重要窃盗犯_侵入盗',
'重要窃盗犯_侵入盗_住宅対象', '重要窃盗犯_侵入盗_その他', '重要窃盗犯_自動車盗', '重要窃盗犯_ひったくり',
'重要窃盗犯_すり'], dtype=object)

略取誘拐・人身売買 認知件数
df.loc[(df['重要犯罪・重要窃盗犯']=='重要犯罪_略取誘拐・人身売買') & (df['認知・検挙件数・検挙人員']=='認知件数')].plot()
殺人 認知件数
df.loc[(df['重要犯罪・重要窃盗犯']=='重要犯罪_殺人') & (df['認知・検挙件数・検挙人員']=='認知件数')].plot()
殺人 検挙人数 成人/少年別
df_murder = df.loc[(df['重要犯罪・重要窃盗犯']=='重要犯罪_殺人') & ((df['認知・検挙件数・検挙人員']=='検挙人員_うち成人') | (df['認知・検挙件数・検挙人員']=='検挙人員_うち少年'))]
sns.lineplot(x=df_murder.index, y="value",hue="認知・検挙件数・検挙人員",data=df_murder)
都道府県別 殺人
df.loc[(df['重要犯罪・重要窃盗犯']=='重要犯罪_殺人') & (df['認知・検挙件数・検挙人員']=='認知件数') & (df['管区警察局'] != '全国') & (df.index == '2016-01-01')].groupby(['管区警察局']).value.sum().sort_values(ascending=False)
都道府県別 殺人 推移
df_murder = df.loc[(df['重要犯罪・重要窃盗犯']=='重要犯罪_殺人') & ((df['管区警察局']=='北海道') | (df['管区警察局']=='千葉県') | (df['管区警察局']=='大阪府') | (df['管区警察局']=='東京都') | (df['管区警察局']=='埼玉県') | (df['管区警察局']=='愛知県') | (df['管区警察局']=='神奈川県') | (df['管区警察局']=='福岡県') | (df['管区警察局']=='兵庫県') | (df['管区警察局']=='静岡県') | (df['管区警察局']=='茨城県'))& (df['認知・検挙件数・検挙人員']=='認知件数')].sort_values(by='value', ascending=False)
df_murder.head()
sns.lineplot(x=df_murder.index, y="value",hue="管区警察局",data=df_murder)